ねこのフランス紀行

ねこのフランス紀行 〜日仏滞在&旅行に♡

petit chat japonaise qui étudie en France

一時帰国の道半ばトラブル😂まさかの「母国へ帰国するための出入国拒否⚡️」(2/2)

 

はじめに

① 本記事は「非常事態で世界中が混乱して、想像していなかった困難に遭うこともあるのか!」 自分の人生経験上とても勉強になったなあ、という主旨で書いています。

②「もし今後、海外でトラブルがあったときの対処法」としてこの経験が誰かのお役にたてるかもしれない、という目的で書いています。

③今回は完全に、色んな混乱が色んな混乱を招いてしまっただけすし、誰かに文句を言いたいわけでもありません。むしろコロナ下に、航空や領事で働く方々の苦労をお察しします。

 

さて。母国ジャポンへ一時帰国しようとしたら、経由地アムステルダムで

「とにかく日本人は乗せたらダメ」ラインを引かれてしまった ねこ🐈

 

そもそも母国に帰るためのトランジットが許されないなんてありえるのか?

 

しかも、わたしはフランスからアムステルダムにきて

次にアムステルダムからフランクフルトに行こうとしていたわけだが

これ全部シェンゲン協定内

 

最初からシェンゲン内にいる+母国行きのトランジット

これで立ち往生する日がくるとは思いもしないし

帰る行程を完全に見失ったので ああそうですかと簡単に納得することもできない。

 

具体的に、なぜ日本人はトランジットできなくなったのかをきいてみても

「とにかくダメ」の一点張り。説明なし。

周りの日本人の方々と話し合うも、解決策はみえない。

 

数人のひとは中東経由?で翌日発の便を受け取ったみたいだけれど、

わたしにその案は提示されなかったし(多分もう空きがない)

ドイツ経由でさえ問題がでてるのに、知らない中東の国でまたなにかトラブルかもしれないと思うと…😹うーん怖い😹

 

 搭乗&入国拒否に際して試したこと

予想自体のできごとに ねこはとても焦ってしまいました🐈💦

しかしこのとき運良く、フランスでお世話になっている某お兄さんがメッセをくれたのです!

おにいいさああああん どうしよううううううう!

 

お兄さんのアドバイスを受け、以下にコンタクトをとってみました。

いやほんと、ネットと固定電話無料使える契約しといてよかった😹

- 在オランダの日本大使館

- 在ドイツの日本大使館

- 予約元であるA社

- K社の日本語対応カスタマーサービス?的なところ 

 

まず両国の日本大使館

「そんなはずないです!トランジットの制限なんてないですよ!」

恐らく航空会社が何か情報を混乱しているだけです、トランジット拒否なんて情報は入っていません!」

「むしろいまヨーロッパ諸国から日本に帰るには、ロンドンかフランクフルト経由が基本になると思います。閉まっている空港もあるので。」

 

ほらどうだああああ!

とばかりに それをカウンターで伝えると

 

「日本大使館のいうことなんて知らない、関係ない。」

えええ。

せめてイミグレに確認してみてといっても、微動だにしない😹

 

そうこうしているうちに、在仏日本大使館からこんなメルマガが届く。

(具体的には在ドイツ日本大使館からの案内というかたち)

-フランスなど第三国からドイツを経由してご帰国等を予定している方への留意事項を在ドイツ日本大使館が以下のとおり案内しています。

-日本人が、フランスなど第三国から空路でドイツに到着し、トランジット(入国を伴わずトランジットエリア内で乗り継ぎ)で日本へ帰国することは可能です

  ※以上の囲み部分はメルマガの一部文章抜粋になります

 

もしかして ねこがコンタクトしたのを機に こんなメルマガを出してくださったのか!?

かもしれないけど、それよりも

他にも もしかしたら他の場所で同じように足止めされている例があるのでは!?

 

しかし、せっかくのこのメールも ここでは役に立たず。

 今回の解決策

続いて、わたしがK社日本センターに電話。

その間にフランスの友達がわたしの予約元であるA社に電話。

スマホの充電が減っていたし、この時点でもう1時間半は経過していたので、

誰かが一緒に問い合わせてくれるのはとても助かりました✨感謝!

 

 

結論:予約元のA社

「きみフランクフルト経由できるよ!振り替えOKだよ!」

 

おおおてことは!?

 

「でも当日欠航の代替便はAMSのK社カウンターでしか発行できないんだよね!」チーン

 

もちろん、これをカウンターで伝えても、どうにもならなかった。

 

ダメ元でA社のカウンターが空港内にないか探してみる。

国境の外部分にはあるかもしれないけれど

いまわたしがいる飛行機到着〜AMS出国前の間の地点には どうしてもないらしい。

 

そんな最中、一緒にいた日本人のひとが声をかけてくれた。

「もうこの振替便諦めて、

他の航空会社でフランクフルト経由のチケット買っちゃいました。」

→ これが今回の解決策①でした。

 

同時にこれにより、他の航空会社でなら日本人でもフランクフルト経由便に乗れるし

やはりトランジットできないのはK社だけの解釈によるものだろうということがわかった。

 

そうこうして、カウンター周りに残っている日本人は気づいたら ねこだけに🐈💧

完全に頑固で面倒くさい客になっているのが自分でもわかる💧

 

わたしもたたでさえ英語ができないのに

フランス出身というフランス語話せるおねえさんはもう完全にわたしと話したくはなさそう🤣

 

しかし、元々お金がないからパリ→東京直行便を避けたのに、

振替便(2日後で欠航になったのと同便)を受け取らずに(その場合あとで返金してもらえるのかも不明)

新しく高い片道チケットを買うのもなあ…😹ということで

フランクフルト便が出発するギリギリの時間までは頑張ることにした。

これが5時間まで長引く闘いに至った理由である。(すでにもう3時間は経ってたけど)

→ 実はこれが後の解決策②になる。

 

途中で「ドイツの滞在許可書もってればいいよ」とおねえさんがいってくれたけど

当たり前に持っているわけがない😹

 

 最終的にまたパリに戻った

フランス人の友達「きっとねこの英語がダメダメなせいだよ!

代わりに話してあげるからケータイ繋いで!」 

 

わたしはこの友達に残りの充電を賭けることにした🤣

(彼女は生粋のフランス人で英語ネイティブでもないが、英語のテストはわたしより確かにいつも2点上だった🤣)

フランス人の友達「なんか上司に確認するから待ってだってさ!」

 

そこで電話終了するも、全く確認している様子がない。

それでも信じして1時間待つ。そろそろ帰国を待っていた家族の心配もMAXに。

途中で「あのー」といっても、待ってろといわれる。謎タイム🤣

 むしろ友達から「まだなの!?」と迫られすぎるし お疲れMAXに。

 

お疲れMAXなので、泣いた。

 

するとカウンターの奥の方から ちょっと権力ありげな K社のひとが現れた。

あれこのひと、いつからいただろう?

 

「日本に行けばいいのね。代替便探すから」

 

以後そのひとが担当して、どこかに電話してくれたり、これは本当に探してくれている様子!

そして15分後、AMS→パリ→羽田の新たなチケットが渡された😳✨

 

「でもこのパリ行き、もう搭乗始まってるからダッシュして」

 

最後に預け荷物にしていたスーツケースの行方をきくと

「あー…」

ここでまた待つ。どこかに電話してくれてる。色々頼んでごめんなさい。

 

「羽田に送っとくから安心して!」

 

おおすごい、これだけ行程が複雑になってもそんなことができるのか😳✨

と感激しながら、この荒たんサンキューし、

ずっと一緒に待っていた中国人の女性に

「あなたもこのひとに話してみて!グッドラック!」といってガンダ。

 

 無事に帰国…の前に

 こうしてまず、パリに戻ってきた。

感染拡大を防ぐべき最中、無駄にパリ-AMS往復した自分はなんなんだろうと思った😅

 

パリに着くと、降下後のルートがいつもと違う。

そして私のトランジット便(羽田行)は違うターミナルから出発のため

1度 フランス入出国検査が必要になった。

もしかしたらフランクフルトでもトランジットで入出国検査が発生していて

K社はそれを懸念していたのかもしれない。

 

検査の前にはたくさんの人。このまま並んでたら1時間以上かかる。

列動いてないし。

飛行機あと30分で搭乗時刻だし。

 

とてもトランジットに絶対間に合わないので、列を整備している係員に尋ねても

「うーん…きっと間に合うよ大丈夫😉」

 

あーフランスに戻ってきたなあ😅と実感(笑)

「うーん…」の間でなぜ間に合うと思ったのか(笑)

ここでフランスの対応に慣れておらず、

真面目に列に並び続けて 便を逃す日本人が絶対にいるだろうと思う。

 

フランスにおいて大切なのは、

おかしいなと思ったら1係員の意見はおいといて他の係員に尋ねること。

2人目の係員にも「きっと間に合うよ大丈夫😉」といわれたけれどここで諦めてはだめ。

 

そもそも係員の数が少なさすぎるので、

後ろに並ぶお兄さんたちにキープを頼み 歩きまわって別の係員をさがす。

 

ようやく3人目の係員が

「えっもう搭乗じゃん!ついてきな!」と、列の先頭に連れて行ってくれた。

一緒に小走りしてる間にこのムッシューは

「ねえ君もう買い物は済んだ?空港は免税で買い物できるんだぜ?

まあいまお店全部閉まってるけどねわはははは」と1人ジョークを飛ばしていた🤣

 

200人くらい通りこしたんじゃないかってくらい長い列だった。

ムッシューは入国管理官の目の前にわたしを差し出してくれて

さらっとスタンプをもらって、あとはもうダッシュした。

 

これも初めてCDGを利用するならこのターミナル移動は大変だったと思う。

なにせミニ電車で移動するくらい遠い。でも案内人はゼロ。

 

ようやく搭乗口に着くとたっくさんの日本人がいて

本当に安心したのでした😹💗

こうして 多くの人々との手助けと交流(?)の末、一時帰国できたのでした。

 外国で非常事態を経験して だいぶ成長したのでした。 

 

それから、コロナ騒動が終わって今度フランスに再入国する際は

混乱を避けるため 絶対に直行便にしよう、と誓いました !

このはなしは おしまい🐈

帰国も書くのもがんばったので、いいな⭐️おしてくれたら嬉しいです😹